2017/9/3(日) 広島大学医学部で、日本皮膚科学会 広島地方会が開催されました。

11:30から運営委員会に参加し、12:00から一般演題20題、そのあと特別講演がありました。

一般演題では、各医療機関からさまざまな症例研究、症例集積解析などが発表され、いつもながら充実した学会でした。

広島大学病院からは、アトピー性皮膚炎に対する初期治療の改善度と、2年後の予後との関連について、病勢マーカー(TARC検査)を指標とした研究結果が発表されました。

他の施設からも示唆に富む発表が多数ありました。復習して、明日からの診療に生かしていきたいと思います。

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若手医師が、それぞれの場所で精いっぱい仕事をしていることが、発表を通して伝わってきます。たのもしい限りです。それを支えているのが、彼らの指導医です。勤務医時代に一緒に働いていた後輩たちが皮膚科専門医となり、若手医師を育成している姿をみると、なんだかとても嬉しくなります。


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重政レディスクリニック

福山市沖野上町の重政レディスクリニックが、新しい院長を迎えて開院します。

7月14日、7月15日に内覧会があります。

7月20日から診療開始です。

診療科目は、婦人科・内科です。

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新しい院長の 佐々木 克 先生は、JA尾道総合病院の産婦人科部長を長年務められました。経験豊富で信頼のおける先生です。私も尾道総合病院に勤務していましたが、困ったとき、何度も助けてもらいました。

佐々木先生、よろしくお願いします。


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アトピー性皮膚炎と発汗について、川崎医科大学の青山裕美先生から最新の臨床研究結果が発表されました。

基礎発汗量、皮溝(皮膚のキメ)を impression mold法 という手技で観察し、さらに経表皮水分蒸散量(TEWL)、皮膚症状との関連を検討した内容です。

アトピー性皮膚炎患者では、基礎発汗が低下しており、皮溝(皮膚のキメ)が荒くなっていました。ある保湿外用薬で6か月治療すると、基礎発汗量が増加し、皮溝が細かくなり、正常皮膚に近くなりました。

ここで疑問が生じます。アトピー性皮膚炎では、汗で皮疹が悪化します。果たして発汗量を増やすことが治療につながるのでしょうか。

早速会場で質問し、討論してみました。結論は以下の通りです。

1.湿疹があるところに汗がつくとかゆくなり、皮疹が悪化する。

2.まずは湿疹の治療をしっかりおこない、皮膚の炎症を鎮めることが重要。

3.湿疹が軽快したあとも保湿を続けることで、基礎発汗が増える。

4.すると皮膚のキメが細かくなり、皮膚機能が改善。正常皮膚に近くなる。

やはり皮膚の炎症をコントロールすることが重要。バリア機能が障害された皮膚にとって、汗は悪化因子となります。

炎症が鎮静化し、バリア機能が回復したら、保湿や発汗訓練で基礎発汗量を増やします。すると皮膚機能が改善し、正常皮膚に近くなります。

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青山裕美先生には、先生が岡山大学にいらっしゃった頃から、自己免疫性水疱症などで大変お世話になりました。福山にも、市民病院の岡崎布佐子先生のオーガナイズで、勉強会講師として何度もおいでいただきました。当時わたしは尾道総合病院にいて、そのつど勉強会に参加して、たくさん教わりました。

今回の講演では、臨床の現場で患者さんと真摯に向き合い、疑問や課題を科学的につきつめていく青山先生の姿勢に感動しました。私も青山先生の姿を見習って、地域の役にたてるよう精進していこうと思います。青山先生、ありがとうございました。


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